保護フィルムを貼ったら指紋認証が出来なくなった。~原因や解決法~
掲載日:2024年11月18日
最近では素早くロック解除ができる画面内指紋認証を搭載したスマホが多くあります。
便利な機能ですが、スマホに保護フィルムを貼ったら指紋認証が出来なくなった、指紋認証がしづらくなったと感じたことはありませんか?
今回は、そんなときの原因と解決法についてお話をしていきます。
1. 指紋認証とは?その仕組みと種類
まずは指紋認証の方法について、説明をしていきます。
指紋認証には3つの方法があります。
- 静電容量式:指紋の微かな静電容量で照合する
- 光学式:光を照射した凹凸具合で照合する
- 超音波式:超音波を指紋に当てて照合する
1の「静電容量式」は、画面以外の部分(背面・電源ボタン・側面など)で指紋認証を行うタイプです。
例えばiPhone8では、ホームボタンで指紋認証が行えました。
2、3の「光学式」や「超音波式」は、画面内で指紋認証を行えます。
画面内にセンサーを内蔵できるため、ディスプレイを広く使えて全体的にスッキリとしたデザインです。
「光学式」は光学センサーを使って指紋を読み取る方式となっており、指紋を2次元画像として認識する方式のため、セキュリティに若干不安があったり、 反応が鈍い場合があります(指が濡れていたり、湿っていると乱反射をして認識できないため)。
「超音波式」は超音波を利用して指紋を凹凸のある3Dの物体として認識するため、セキュリティが強化され光学式よりも指紋の読み取り精度が向上しております。
2. 画面内指紋認証ができない原因
指紋を読み取るセンサーはとても繊細なもののため、わずかなことにも影響を受けやすいです。
指紋認証がうまくできなかったら、各スマホメーカーのサイトに「指紋センサーや指紋認証」について設定方法や注意点・認証精度を上げる方法を公開していますので、そちらをチェックされると良いでしょう。
ただ、指紋認証がうまくいかないのは、スマホや保護フィルムが原因ではなく使い方に原因がある場合があります。
例を挙げてみると…
- ・指先が乾燥、もしくは濡れていないか
- ・指先やセンサーの汚れ
- ・指先の傷や乾燥による荒れ
- ・指紋の変化
指先が傷ついていたり、乾燥してたり、お風呂上りや手を洗った後で濡れてしまっていたりすると指紋を読み取れない原因になります。
また、化粧品やハンドクリームを塗った後は指先に水分や油分がついているので失敗してしまう場合があります。
3. 指紋認証トラブルの解決法
まずは、「保護フィルムを貼りつけた後には、もう一度、指紋認証登録する」を忘れないようにしましょう。
保護フィルムを貼った後に再度登録をしないと、登録時の指紋と違うと認識されて失敗してしまうことがあります。
また、指先や指紋に原因がないかを確認して、反応しない場合には指先をきれいに拭いてみましょう。
冬場の乾燥で指がカサカサで認識できない場合には、再度指紋を登録し直すこともいいかもしれません。
スマホ本体に汚れがあるかもしれませんので、一緒にきれいに拭きましょう。
4. 指紋認証対応フィルムの選び方
スマホに貼る保護フィルムは「指紋認証対応」と記載があるかどうか確認をしましょう。
弊社の発売している保護フィルムでは、指紋認証対応可能な保護フィルムには、マークがついております。
実機で確認しておりますので、安心してお使いいただけます。